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イノベーションを増産するためには、社外との連携が不可欠。しかし、単に場所を用意するだけで社外との連携が進むわけではない。各社は、空間デザインの工夫や、標準技術の活用、新規開発に向く手法などさまざまな仕掛けによって、顧客やパートナー企業との「共創」を加速させている。

 第1部で述べた通り、パナソニック、KDDI、オムロンの3社が新設した研究開発施設は、いずれも社外との連携を重視している。ただし、各社の目的に応じて連携の度合いに濃淡がある。

 パナソニックはあくまで自社の研究開発を中心に据え、そこに顧客やパートナー企業の声を取り込むことが目的だ。KDDIはパートナー企業も入居させ、アイデアの素早い具現化を目指している。オムロンは別会社として設立しており、同社出身者よりも外部から招いたメンバーの方が多い。以下では、各社の詳細な考え方や取り組みを見ていく。