本記事は、2018年12月14日に開催した技術者塾「新時代のアンテナ設計、小型の機器やケースに上手に組み込む」(主催・日経エレクトロニクス)での根日屋氏の講演をもとに、編集・加筆したものである。
連載
無線を扱う前に知っておくべきこと
目次
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電波の振る舞いを再考する、電磁気学だけではなさそうだ
第1回
本連載では、無線を扱う前に技術者が知っておくべき基本について解説する。(1)電波、(2)アンテナと伝送路、(3)インピーダンスの本質について、最新の電磁気学を踏まえて、3回の連載で分かりやすく説明する。アンテナ設計者はもちろん、無線を扱う全ての技術者が理解しておきたい内容である。
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グラウンドを理解すると、アンテナや雑音の本質が分かる
第2回
無線を扱う前に技術者が知っておくべき基本を3回の連載で解説する。前回は電波について、さまざまな解析方法で考えてみた。今回は、アンテナと伝送線路について説明する。ポイントになるのがグラウンドの扱いである。これを理解すると、アンテナ設計や雑音対策のコツを身に付けることができる。 (本誌)
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インピーダンスや共振を理解して、アンテナ設計のポイントを押さえる
最終回
無線を扱う前に技術者が知っておくべき基本を3回の連載で解説する。前回はアンテナと伝送路について説明した。特にアンテナ設計や雑音対策のコツが分かるように、グラウンドについて詳説した。最終回の今回はインピーダンスについて、その基礎から、特性インピーダンスやインピーダンスマッチングまで解説する。