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2020年以降、製造業以外で用いられる「サービスロボット」の普及が加速しそうだ。2025年には世界で4.5兆円の市場になると予測されている。日本では労働人口の減少による人手不足を原動力に普及が進みそうだ。自動化の波は人目につかない裏方から始まり、徐々に公共の場、そして2050年には家庭にまで及ぶだろう。

 ロボットによる自動化は2020年から2030年にかけて公共施設の裏方から始まる。一般人が日常的に存在するエリアまで波及し、2050年には家庭内にまで及ぶ。掃除、洗濯、調理といった家庭や生活に必要な機能がロボット技術で自動化される(図1)。

図1 サービスロボットとパワードスーツの普及のシナリオ
図1 サービスロボットとパワードスーツの普及のシナリオ
公共の場から家庭などのプライベートスペースへとロボットによる自動化が進む。
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 しかしその姿は、フィクションの世界でしばしば登場する人の姿に似て、人と同じように作業するロボットとはかけ離れているだろう。「2050年には我々が想像するようなロボットは家庭にはいない」とパナソニックで長年ロボットの開発に携わってきた安藤健氏(同社 マニュファクチャリングイノベーション本部 戦略企画総括/開発二課・四課 課長/エキスパート、ロボティクス推進室 RoboticsHUB運営委員長/AugLabリーダ)は言う。