全4728文字
PR

都市設計や防災、建設工事、エンタメ、生活、そして技術開発で3Dデータの活用が広がっている。大規模な3Dマップから小規模なものまで、用途ごとに必要な3Dデータは幅広い。まだ実用化に至っていない領域もあるが、今後3Dデータの流通と連携が進むことで複数の業種が参入し始め、さらに用途は拡大していく。

 現実世界の3次元(3D)データが活用できる領域は、大きく6つある。(1)都市設計、(2)防災、(3)建設工事、(4)エンターテインメント(エンタメ)、(5)生活、(6)技術開発、だ(図1)。以下では、この6領域について、すでに動き始めた各社の取り組みを見ていく。

図1 複写世界を基盤にした用途が拡大
図1 複写世界を基盤にした用途が拡大
3Dデータによる複写世界を基盤として、様々な用途が生まれる。特に、目に見えないデータの可視化や、シミュレーション(予測)、デジタルデータでの保存(アーカイブ)が大きな割合を占める。都市設計のように企業や組織が主導する大がかりなものだけではなく、エンタメや生活など、ユーザーの身近な用途が増えつつある。(写真と図:図は日経クロステックが作成、写真は左上から順に、National Research Foundation Singapore、ダイナミックマップ基盤、Symmetry Dimensions、日経クロステック撮影、カリモク家具、OUR Shurijo)
[画像のクリックで拡大表示]