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政府機関や大企業に限られていた3Dデータの生成が手軽になってきた。ベンチャー企業による安価な衛星の実用化、ドローンやLiDARの普及、フォトグラメトリーを実現するアルゴリズムの性能向上などが背景にある。共有基盤の整備も始まり、誰でも手軽に3Dデータを生成して流通させられる動きが始まっている。

 複写世界を創り出す上で欠かせない3次元(3D)データを生成する手法が、より身近になってきた。これまで政府機関や大企業に限られていた3Dデータ生成が、小企業や個人でも行えるようになってきたからだ(図1)。

図1 3Dデータ生成が手軽になり民主化が進む
図1 3Dデータ生成が手軽になり民主化が進む
3Dデータは、データ化する対象物の規模で大きく3つに分けられる。それらを生成する手法は、これまではプラットフォーマーがあらかじめデータを用意するために使われてきたものばかりだった。ユーザーが自ら手軽にデータを生成できる環境が整ってきたことで、今後はユーザー生成データの活用が進む。(図:日経クロステック)
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 プラットフォーマーが持つ3Dデータを公開する共有基盤の整備も進む。生成から共有まで様々な手段が生まれたことで、3Dデータの流通はさらに加速する。