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インターネットの国際通信の99%を担う大動脈である海底ケーブル。通信事業者がその主役だったのはもはや過去の話だ。現在のけん引役は米Googleや米Meta Platformsなどの巨大クラウド事業者である。世界各地につくるデータセンターを結ぶイントラ網構築のために、積極的に投資している。

 インターネットの国際通信の99%を担う大動脈である海底ケーブル。約150年の歴史を持ち、国際電話やインターネットの中継網として発展してきたこの海底ケーブルが、近年その姿を大きく変えている。米Googleや米Meta Platforms(旧Facebook、以下Meta)などの巨大クラウド事業者が世界各地につくるデータセンターを結ぶためのイントラ網としての役割に変貌しているからだ(図1)。GoogleやMetaらは自ら率先して海底ケーブルの建設にも乗り出す。海底の通信インフラ主役交代は、世界の通信の在り方を揺さぶる。

図1 米Googleが出資する主な海底ケーブル
図1 米Googleが出資する主な海底ケーブル
世界各地のデータセンターにあるデータを同期するため、海底ケーブルに積極投資しているといわれる。(図:米TeleGeographyのデータを基に日経クロステックが作成)
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