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米Meta Platforms(Meta、旧Facebook)は、メタバースをストレスなく利用できるようになるために必要な新たな通信インフラづくりを通信業界に呼びかけ始めた。2016年に同社が提唱して現在成功を収めつつある「Telecom Infra Project(TIP)」のように、新たな潮流が生まれる可能性がある。

 「メタバースを実現していくには、現在の通信ネットワークに新たな要件が必要になる。メタバースレディーなネットワークが必要だ」

 スペイン・バルセロナで2022年2月28日から3月3日にかけて開催されたモバイル業界最大級の展示会「MWC Barcelona 2022」(以下、MWC)のイベントにて、米Meta Platforms(以下、Meta、旧Facebook)の担当者はこのように訴えかけた(図1)。

図1 MWCの会場内でMetaが「メタバースレディー」なネットワークの必要性を訴える
図1 MWCの会場内でMetaが「メタバースレディー」なネットワークの必要性を訴える
Telecom Infra Project(TIP)が主催しスペインTelefonicaのブースでイベントを実施した。(写真:日経クロステック)
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 同社の創業者でCEO(最高経営責任者)であるMark Zuckerberg氏も、MWCの会期に合わせ「メタバースレディー」なネットワークの必要性について通信業界に対して呼びかけた。

 社名を変更してまでメタバースへと突き進むMeta。Metaが考える「メタバースレディー」な通信インフラとはどんな形か。そして、こうしたインフラをどうやって実現しようとしているのか。Metaの担当者へのインタビューを通じて真意に迫った。