(写真:Getty images)
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1980年代に栄華を誇り、今や衰退の一途をたどる日本の半導体製造事業。この状況を反転させようと、日本政府が動き始めた。背後にいるのは、台湾有事を懸念する米国政府だ。世界の半導体生産の中心地、台湾からの出荷が止まれば、世界経済は大混乱に陥る。半導体は軍事的に最重要の戦略物資となっており、技術面で中国が自立し、米国を追い抜くことがあればパワーバランスが変わる。こうしたパワーゲームの中で、日本は半導体製造の世界で再び輝きを取り戻せるのか。