船井総合研究所 グループマネージャー 上席コンサルタント 中小企業診断士

最終回
前回(2018年9月号)まで製造の7分類の中から「切削」と「高出力」について紹介してきました。今回は、量産分野で一般的な加工である「塑性」と「成形」について順に述べてみたいと思います。
第9回
今回は製造の7分類の中の「高出力」加工を見ます。「切削」が切削工具による接触加工なのに対し、「高出力」による加工は非接触の加工であることが大きな特徴です。
第8回
今回は、微細加工の基本となる切削工具と工作機械の中で、工作機械に注目し、その代表であるマシニングセンターを中心に紹介します。マシニングセンターは、切削工具を取り付けて高速回転させ、ワークを加工する工作機械です。一般加工に使うことが多いのですが、微細加工でも極めて重要です。
第7回
今回から、微細加工技術の基本を考えていきます。普段は私たちの目に触れませんが、微細加工には工具と加工設備が不可欠です。そして、工具の中でも代表的な存在が切削工具であり、加工設備の中で代表的な存在が切削工具を使用する工作機械です。
第6回
我々の生活に欠くことのできない必需品となったスマートフォンを製造する際にも、微細加工技術が重要な役割を果たしています。スマートフォンの部品点数は約1000点といわれます。その多くは電子部品および電子部品で構成される複雑な電子回路です。こうした電子部品や電子回路は、必ず出荷前に正常に作動するかどうか…
第5回
近年社会的にも注目を集め、市場の急拡大が期待されている分野として医療ロボットがあります。医療ロボットの世界市場は2015年時点で42億米ドル(約4200億円)といわれますが、年平均22.2%の急拡大が続き、2020年には114億米ドル(約1兆1400億円)に達すると見込まれています。
第4回
微細加工技術は、具体的に私たちの身の回りでどのように役に立っているのでしょうか?最も分かりやすい例の1つが“痛くない注射針”です。糖尿病の患者さんが自分でインスリンを注射する際などの、自己注射の負担を減らすために開発されたものです。