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2019年内にはメドをつけたい

 冒頭のマーケティング機能の強化も、こうした改革とつながってきます。標準オプションをどう整理するか、次世代の製品はどうするかという点とも関係します。ある程度標準化した方がリスクは小さくて、収益が安定します。それが冒頭に述べた営業利益の安定につながります。もちろん全てをマーケティングに基づいたカタログ製品にするわけではありません。

 いまは代表的な製品でオプションの整理を終えたところ。改革はまだまだこれからです。それでも、とりあえず提案型営業という点では、現在3合目から4合目までは進んだと考えています。2019年には、モデルケースができて改革のメドはつくでしょう。モデルケースができて、そのやり方がうまく機能しそうだというのを従業員、お客さん双方に実感してもらえれば、あとは横展開して同じようなやり方を広げていけばいい。2020年には、大手工作機械メーカーと同レベルの利益率にまで引き上げるのが目標です。

歯車研削盤「ZE16C」
歯車研削盤「ZE16C」
2018年10月に発売した。ブランディング・プロジェクトの議論において、今後は機械の色を紺色と白色を基調にしたものに統一する方針が決まり、それに沿ったデザインとなっている。
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岩崎 啓一郎(いわさき・けいいちろう)
三菱重工工作機械 代表取締役社長
1978年早稲田大学大学院機械工学専攻を修了し、三菱重工業に入社。2007年に航空宇宙事業本部航空宇宙業務部部長に就任。その後、執行役員 航空宇宙事業本部副事業本部長、執行役員 防衛・宇宙ドメイン 調査役、執行役員 グローバル事業推進本部 中国総代表などを経て、2015年9月に同社顧問に。同年10月に三菱重工工作機械の監査役に就き、2017年4月から現職。