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 DMG森精機が工作機械のインド現地生産に乗り出した。インド機械大手のラクシュミ・マシン・ワークス(Lakshmi Machine Works、以下LMW)と組み、立形マシニングセンター(MC)「CMX 600 Vi」の現地生産を2019年10月から始めた*1。同月29日には1号機をロールアウトする生産開始式にDMG森の森雅彦社長が出席した(図1)。森社長は会見で「インド国内市場のポテンシャルは高い。この提携で顧客の裾野を中堅先進企業まで広げたい」と意気込みを話した。

*1 国内工作機械メーカーのインド現地生産としては、牧野フライス製作所がコインバートルの自社工場で小型の立形MC、ツガミがチェンナイの自社工場で小型旋盤を以前から製造している。
図1 DMG森精機の森雅彦社長とLMWのサンジャイ・ジェイワッタベル会長兼社長
図1 DMG森精機の森雅彦社長とLMWのサンジャイ・ジェイワッタベル会長兼社長
立形MC「CMX 600 Vi」の現地生産1号機の前で。(写真:日経ものづくり)
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 DMG森が今回組んだLMWは1962年創業のインドの機械大手で、繊維機械と工作機械を手掛ける(図2)。繊維機械では国内トップ、工作機械でも旋盤では国内2位、MCでも3~4位グループに位置するという。会見にはグループを率いるサンジャイ・ジェイワッタベル(Sanjay Jayavarthanavelu)会長兼社長も同席。「今回の提携は両社にとってWin-Winの関係」などと述べ、DMG森との協業が自社技術やブランドの向上に寄与する好循環を期待した。

図2 LMWの本社工場
図2 LMWの本社工場
(写真:日経ものづくり)
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