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 レーダーを使い電波で地上を観測する合成開口レーダー(SAR:Synthetic Aperture Radar)衛星を手掛ける人工衛星ベンチャーのQPS研究所(福岡市、大西俊輔社長)(図1)は九州電力と、人工衛星の観測データを活用した共同事業の検討に入る。2020年5月27日に事業検討のための覚書を締結した。

図1 QPS研究所代表取締役CEO(最高経営責任者)の大⻄俊輔氏
図1 QPS研究所代表取締役CEO(最高経営責任者)の大⻄俊輔氏
(写真:日経ものづくり)
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 現時点で新事業の具体的な内容は固まっておらず、あくまで覚書を締結した検討段階。いわば事業連携の試運転にすぎない。しかし、この2社の協業はQPS研究所、ひいては日本の宇宙ベンチャーにとって決して小さくない意味を持つ。