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 キヤノンは2019年10月、ネットワークカメラと組み合わせて工場の自動化に活用できる画像認識ソフトの新製品「Vision Edition-U」(以下、VE-U)の販売を開始した(図1)。デンマーク・ユニバーサルロボット(Universal Robot、以下、UR)の協働ロボットと連動する機能を持つ*1

図1 Vision Edition-Uを活用した自動化ソリューションの仕組み
図1 Vision Edition-Uを活用した自動化ソリューションの仕組み
「Vision Edition-U」はネットワークカメラとセットで機能する。ネットワークカメラが撮影した画像から、アナログメーターの数値やQRコードなどを読み取ってロボットに送信。そのデータを受けてロボットが次にすべき作業を判断する。(出所:キヤノン)
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*1 ユニバーサルロボット:デンマーク・オーデンセ市に本社を置くロボットメーカー。設立は2005年。2008年に協働ロボットを発売した。URによると、同社の協働ロボットの販売台数は3万7000台以上(2019年6月時点)で、全世界の協働ロボット市場の6割を占めるという。

 キヤノンは画像認識ソフトやネットワークカメラを活用した工場の自動化ソリューションを展開しており、画像認識ソフト「Vision Edition」(以下VE)を2018年3月に発売した。デンソーウェーブ(本社愛知県・阿久比町)の協働ロボット「COBOTTA」との連動ができていた。

 今回、URの協働ロボットと連携できるコンポーネント「Universal Robots+」として認定を取得、VE-Uとして発売した*2。「URの協働ロボットは世界で高いシェアを誇る。ネットワークカメラや産業カメラ、画像認識ソフトなどを活用した生産現場のソリューション事業を世界的に展開していく上で、強力なパートナー」(キヤノン)。

*2 UR製のロボットとプラグアンドプレイで連動し、簡単に各種設定や動作ができるか否かをURが審査する。URがVE-Uを評価したポイントは、「1台のネットワー クカメラで複数のものを認識でき、多くの情報を認識し、複数の判断を下せる点」(UR)だったという。なお、キヤノンのWebサイトからプラグインソフト「URCap」をダウンロードし、UR製協働ロボットにインストールすれば、Ethernet経由で連動できるようになる。