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 第5世代移動通信システム(5G)の次々仕様の「Release 17」における、無線通信機能と概要、その検討スケジュールが明らかになった。5Gの仕様を策定している移動通信の標準化団体「3GPP」(Third Generation Partnership Project)が、無線アクセスの仕様を規定するワーキンググループ(WG)「RAN」(Radio Access Network)の第86回会合(2019年12月9~12日)で合意した、「RAN1」~「同3」の各WGでの検討内容を発表した。

 5Gは、日本でも2020年春に公衆サービスの開始が予定されており、製造業でもスマートファクトリーを加速する技術として期待されている。現在Release15までの仕様が策定終了しており、2020年に同 16の策定が完了する見込み。同 17はその次の仕様となる。

 3GPPは今回の決定を基に、2020年初頭からRAN1で物理層の強化に向けた取り組みを開始。同年第2四半期からは「RAN2」で無線通信プロトコルを、RAN3で無線通信アーキテクチャー機能の強化に向けた検討も始める。2022年初頭をメドにRANの仕様策定を完了させる計画だ(図1)。

図1 RANワーキンググループの全体スケジュール
図1 RANワーキンググループの全体スケジュール
Release 17の策定完了は、同 16の15カ月後の2022年初頭の予定。(出所:3GPP)
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