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 住友ゴム工業がタイヤの遠隔監視システムを開発し、実証実験に着手した(図1)。特定の環境・条件下の完全自動運転を指す「レベル4」を想定した取り組みで、「MaaS(マース、Mobility as a Service)」車両への応用を念頭に置く。同システムにより、自動運転バスはタイヤのトラブルを自動で検知できるようになる。修理担当者を急行させれば、車両の停止時間を最短に抑えられる(図2)。IT技術を駆使したサービスと組み合わせてタイヤ製品の付加価値を高める狙いだ。

図1 自動運転「レベル4」に向けた遠隔監視システム
図1 自動運転「レベル4」に向けた遠隔監視システム
TPMS(Tire Pressure Monitoring System、タイヤ空気圧監視システム)でタイヤの空気圧を計測する。(出所:住友ゴム工業)
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図2 タイヤトラブル対応作業
図2 タイヤトラブル対応作業
トラブルを無人で検知できれば、自動運転車両の停止時間を短く抑えられる。(出所:住友ゴム工業)
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