全2326文字
PR

 2021年7月5日、日本軽金属ホールディングス(以下、日軽金HD)は、子会社の日軽新潟(新潟市)が、日本品質保証機構(JQA)から受けたJIS(日本産業規格)認証の取り消し処分について会見を開いて謝罪した。

 問題は、21年に入ってこれが日軽金グループにとって3度目のJIS不正である点だ。[1]日本軽金属名古屋工場(愛知県稲沢市)、[2]日軽形材(岡山県高梁市)岡山工場、そして今回の[3]日軽新潟と、立て続けにJIS不正が発覚している。「JISを順守する考えが、日軽金グループ全体で極めて希薄である証拠だ」(ある品質の専門家)。

 同グループは、アルミニウム合金の総合メーカーとして同合金の原料から加工製品まで幅広い製品の開発と生産を手掛けている(図1)。そんなアルミ合金大手の複数のグループ企業で、JIS不正が行われていた。

図1 日軽金グループが手掛ける製品
図1 日軽金グループが手掛ける製品
アルミニウム合金の総合メーカーとして合金の原料から加工製品まで幅広い製品の開発と生産を担う。その中に長年のJIS不正が隠れていた。(出所:日本軽金属)
[画像のクリックで拡大表示]