全1102文字

 ユーグレナは2021年6月29日、微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)由来の油脂や廃食油などで製造したバイオジェット燃料を使った小型ビジネスジェット機のフライトを実施した()。

図 鹿児島空港での記者会見の様子
図 鹿児島空港での記者会見の様子
写真中央は、ユーグレナ代表取締役社長の出雲充氏。(出所:ユーグレナ)
[画像のクリックで拡大表示]

 具体的には、バイオジェット燃料を既存石油ジェット燃料に約5%混ぜ、投資家の千葉功太郎氏らが共同所有する「HondaJet Elite(ホンダジェットエリート)」(米Honda Aircraft Company)に給油してフライトに挑んだ*1。民間航空機としては初めてとなる。

*1 同月4日の国土交通省航空局が保有する飛行検査機での利用から数えて2例目となる。

 「バイオ燃料の利用が当たり前な生活の実現を目指す」(ユーグレナ)と、21年秋に始める一般向けチャーターでも同燃料を選べるようにする。初年度は年12回程度の利用を見込んでおり、その全てでバイオジェット燃料を選べるように製造体制を整えている。

 同社は25年にバイオ燃料製造の商業プラントを稼働する計画を打ち出している。カーボンニュートラル(温暖化ガスの排出量実質ゼロ)需要の拡大を追い風に普及を狙う。「サステオ(SUSTEO)」と命名した自社のバイオ燃料ブランドを、バイオジェット燃料やバイオディーゼル燃料として本格的に展開していく。既にバスや配送車、フェリー、タグボートでバイオディーゼル燃料の利用実績があり、今後はさらに対象を広げたい考えだ。