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 OKI(沖電気工業)ソリューションシステム事業本部本庄工場生産技術部試験技術課は、無線機器に組み込むプリント配線基板の検査工程を多関節ロボットにより2020年8月から自動化したとこのほど明らかにした(図1、2)。前工程から出てくる基板を複数の検査機に振り分け、検査終了後に取り出して後工程へ送る作業をロボットが担う。以前は2人の作業者がそれぞれ5台の検査機を担当していたが、現在は2台のロボットがそれぞれ9台、合計18台の検査機を担当する。

図1 プリント配線基板の検査工程をロボットで自動化
図1 プリント配線基板の検査工程をロボットで自動化
協働ロボットの周囲を円弧状に検査装置が囲む。(出所:OKI)
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図2 検査工程の配置図
図2 検査工程の配置図
2台の協働ロボットが円弧状に並んだ検査装置に対してプリント基板を出し入れする。(OKIの資料を基に日経ものづくりが作成)
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