レポート
目次
-
「光が透ける」金属調の加飾技術、自動車や家電の表示部向けに
金属にしか見えないのに背面からの光が透ける─。そんな技術を印刷会社の技光堂(本社東京)が開発した。「METALFACE」と呼ぶこの技術は、シルクスクリーン印刷の1種で、樹脂フィルムなどの透明母材に金属調の印刷を施すもの。
-
「AR普及のカギはコンテンツ量」、CAD/PLMやIoTとの融合図る米PTC
「CADはルネサンスの時代を迎えている」─。PLMベンダーの米PTCは2019年6月10~13日、米国ボストンで社内年次イベント「LiveWorx 2019」を開催。基調講演に登壇した同社社長兼CEO(最高経営責任者)のJames Heppelmann氏はこのように語った。
-
ケーキをつぶさずに扱うロボットハンド、ウレタンの「遊び」で「軟らかさ」を吸収
ニッタ(本社大阪市)は不定形の食品を直接把持できるロボットハンド「SOFTmatics」の受注を開始した。ウレタン樹脂製のグリッパーで、一定の大きさの軟らかいワークを変形したり、つぶしたりしないようにつかめる。同社は弁当や菓子など食品を扱う工場での使用を想定している。
-
サブスクリプションへの移行で拡大するPLM市場、国内は約4800億円
PLM(製品ライフサイクル管理)関連の調査とコンサルティングを手掛ける米シムデータ(CIMdata)と、同社の日本代表を務めるメタリンク(本社千葉県松戸市)は、世界の大手企業などを対象に2018年に実施した調査の結果、PLMのエンドユーザー投資額は2018年に前年比9.9%増えたなどと明らかにした…
-
原発の燃料デブリを取り出す廃炉ロボット、2021年の稼働を目指す
三菱重工業と国際廃炉研究機構(IRID)が、福島第一原子力発電所の廃炉作業に向けて開発を進めているロボットアームを公開した。原子炉内で溶けた燃料デブリを取り出すためのもので、アーム先端は2000kgまでの荷重に耐えられる。2021年度の稼働を目指す。
-
海洋マイクロプラスチックの謎を解明、東大と日本財団が共同プロジェクト
東京大学と日本財団は2019年5月14日、海洋マイクロプラスチック問題対策のための研究プロジェクト「日本財団FSI基金による海洋ごみ対策プロジェクト」を2019年度から開始したと発表した。2021年までの3年間に3億5402万円を投じ、問題対策の基礎となる科学的知見を得る。
-
AIで陸海空の製品高度化を目指すヤマハ発動機、DMPに約15億円出資
陸海空の製品群を人工知能(AI)技術で高度化していく─。ヤマハ発動機は2019年5月10日、IPコアプロパイダーのディジタルメディアプロフェッショナル(DMP、本社東京)との資本業務提携を発表した。
-
武蔵精密工業がAI搬送車と検査装置、イスラエル社の技術を応用
武蔵精密工業は、人工知能(AI)技術のイスラエル・シックスアイインタラクティブと共同で、完全自動運転可能な無人搬送車(AGV)と、ディープラーニングによる製品外観検査システムを開発した。
-
熟練者目線でARマニュアル簡単作成、米PTCのツール、HoloLensにも対応
米PTCは、独・ハノーバーで開催された欧州最大の産業展示会「Hannover Messe 2019」(ハノーバーメッセ、2019年4月1~5日、独ハノーバー国際展示場)で、拡張現実(AR)に対応した動画作業マニュアル作成ツール「Vuforia Expert Capture」を披露した。
-
高速カメラで生産ラインを全数検査、NECの画像認識と東大の追跡技術を融合
NECは、高速カメラで撮影した画像を使って生産ライン上の製品を高速かつ高精度に検査する技術「高速カメラ物体認識技術」を開発した。東京大学大学院情報理工学系研究科の石川・妹尾研究室と共同開発したもので、同社の画像認識技術と、東京大学が持つ高速移動体の追跡技術を融合した。
-
クルマ配管の樹脂多層チューブ化、出遅れた日本メーカー向けに支援設備
ダイセル・エボニックが網干工場に導入
ダイセル・エボニック(本社東京)は、同社網干工場(兵庫県姫路市)に多層樹脂チューブを製造する押し出し成形機を導入した。量産と同等レベルの生産能力を持つ。メーカーの樹脂チューブ開発をサポートし、国内自動車メーカーに樹脂チューブの採用を促す狙いがある。
-
止まらない工場向けAI、ファナックとPFN、サーボの異常やワークの良否を自動判定
ファナックとPreferred Networks(本社東京、以下PFN)は、「止まらない工場」の実現に向けて予防保全と異常検知の人工知能(AI)の新機能を発表した。深層学習を活用して工作機械の異常の兆候を捉える「AIサーボモニタ」と、機械学習を用いて対象物(ワーク)を検査する「AI良否判定機能」で…
-
金属や木材で製品にひと味違う質感を、印刷や塗装、射出成形技術が集結
付加価値ある意匠デザインを実現するものづくり技術2019 プレビュー
ユニークな加工・加飾・成形技術を持つ企業が集うイベント「付加価値ある意匠デザインを実現するものづくり技術2019」(主催:日経ものづくり、NIKKEI DESIGN、日経 xTECH)が、2019年5月17日に都内で開催される。
-
月額490円の中小企業向けグループウエア、“町工場の娘”ダイヤ精機諏訪氏が開発に関与
ダイヤ精機(本社東京)と、テクノア(本社岐阜市)は中小製造業向けのグループウエア「Lista」を共同開発した(図)。社員間で連絡を取り合う掲示板やスケジュール管理表などの機能を搭載する。2019年1月30日からサービスの運用を開始している。使用料金は1ライセンスで1カ月当たり490円から。申し込み…
-
ヤンマー、人が乗り降りできる精度で自動着岸するロボットボート
ヤンマーはボートの帰港時などに、岸壁や桟橋の所定位置に自動で着く「自動着桟(ちゃくさん)システム」と、その基になる「ロボティックボート」技術について、「ジャパンインターナショナルボートショー2019」(2019年3月7~10日、パシフィコ横浜・横浜ベイサイドマリーナ)で技術内容を公開した。
-
「ベンチャーをうまく使って時間買え」VCが語るオープンイノベーション成功のコツ
Fenox Venture Capital(以下、Fenox)は米国シリコンバレーに本拠を持つベンチャーキャピタル(VC)。事業会社がベンチャー投資のために運営するコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)支援に注力し、企業との「二人組合」を中心に現在、25のファンドを運営する。
-
セルロースナノファイバーで清水焼に透明感、造形も容易で歩留まり2倍に
京都市産業技術研究所は2019年3月4日、セルロースナノファイバー(CNF)を、京都の伝統工芸品である陶磁器「京焼・清水焼」に応用した事例を「第395回 生存圏シンポジウム」(京都大学生存圏研究所主催)で発表した。
-
エッジでの自律機械学習を手軽に、エイシングが専用ボード
機器制御向けの機械学習の手法を開発するエイシング(本社東京)は、クラウドを介さずに機器(エッジ)側で自律学習するための専用マイコンボード「AiiR(エアー)チップ」を2019年1月23日に発表した。
-
DMG森精機がマイクロソフトと協業、工作機械の制御データ分析をクラウドで
工作機械メーカー最大手のDMG森精機は2019年1月22日、工作機械の制御データの活用で日本マイクロソフトと協業すると発表した。
-
板金部品をCADデータで自動見積もり、設計・製造ソリューション展で複数社が出展
板金部品のCADデータをWebサイトにアップロードすると、製作に要するコストと納期の見積もりが出て、すぐに発注できる。このようなサービスが次々と始まっている。「第30回設計・製造ソリューション展」(2019年2月6~8日、東京ビッグサイト)ではミスミと日東工業が新たなサービスとして出展。同時開催の…
日経クロステック Special
What's New
エレキ
自動車
製造
- 転造で実現した「安価で緩まないねじ」
- デジタル・ツインによるイノベーションとは
- 製造業DX成功のカギはデータガバナンス
- 日台間の連携をさらに強化し、双方の産業を次の高みへ
- 「第三者保守サービス」がDXの原資を捻出
- リアルとデジタルをつなぐ半導体技術が結集
- アナログ・デバイセズ新社長インタビュー
- コロナ禍でも部品の安定供給を実現する責務
- 3つのメガトレンドを視野にした長期的戦略
- コード格納用メモリーの分野で市場をリード
- 従来の電源ソリューションの限界を取り払う
- 世界基準のユニークな半導体技術を提供
- DXに伴う製造業特有のリスクと対策とは?
- ものづくり現場のIT活用≫大きな誤解とは
- 展示会で配布の技術資料をWEBから入手!
- 監視カメラ市場が抱える課題を解決