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品質の教科書 トヨタ必須の17の品質管理手法を伝授
品質の教科書 トヨタ必須の17の品質管理手法を伝授
著者●皆川一二/定価●2700円(税込み)/発行●日経BP/判型●A5判 296ページ/ISBN 978-4-296-10705-6

 「えっ、品質管理手法(以下、品質手法)を使っていない日本企業があるのですか?」。本書の著者である皆川一二氏に初めてお目にかかった時のことは今でも鮮明に覚えている。高品質で知られる日本企業が品質手法を活用しているのは当然と思っていた私に、「使わないどころか、知らない企業も少なくない」という現実を教えていただいた。品質手法を使わなくても製品は造れる。だが、それ故に「日本企業の品質は綱渡り状態にあり、いつトラブルが起きても不思議ではない」と皆川氏は指摘した。それは今も変わらない。

 トヨタ自動車グループでは、17ある必須の品質手法を、ものづくりのプロセスの最適な箇所で正しく活用しなければならない。1つだけではダメ。17の品質手法が有機的に絡み合い、全体最適で高品質を造り込んでいるからだ。トヨタ車は世界的に高品質であると評価されてきた。それには理由があったのだ。

 世の中には多種多様の品質手法があり、手法ごとに書籍がある。そこからものづくりに必要不可欠な17に絞り込み、その全てを俯瞰(ふかん)して内容や使い方を解説したのが本書だ。技術者はもちろん、製造業で働く人全てにお薦めだ。