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サブタイトルにある「電気代1/10」が実現すれば、さまざまな製品・サービスの原価が下がり、経済に大きな変化をもたらすだろう。にわかには信じがたいが、本書を読むと決して絵空事ではないと分かる。第1章で筆者は、有限の資源である「化石燃料」と、電力需給をリアルタイムでバランスさせる(同時同量則の)「計画経済」が電力コスト高止まりの2大要因と指摘。太陽電池を含む「再生可能エネルギー」(再エネ)と、リチウムイオン2次電池のような「蓄電池」、および水素で発電する「燃料電池」という「電池3兄弟」がそれを打破すると喝破する。
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