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機械・構造系製品の信頼性
機械・構造系製品の信頼性
監修●信頼性技術叢書編集委員会、堀籠教夫/編著●田村優/著者●岡本直樹、木村潤/定価●4510円(税込み)/発行●日科技連出版社/判型●A5判 296ページ/ISBN978-4-8171-9735-1

 タイトルの通り、機械・構造系製品の信頼性に関する基礎知識を、事例と共に紹介する専門書である。企業の現場で製品の信頼性設計や故障解析に携わった経験のある著者らがまとめた。製品の信頼性を高める各種手法の他、顧客の求める使い方に対して、どのような信頼性目標を設ければよいのかといった内容について解説している。

 第1~2章までを読み進めると、「そもそも信頼性とは何か」「信頼性と安全性の違いとは何か」といった内容を学べる。ただし、信頼性という幅広いテーマを解説する専門書である故に、冒頭から巻末までを一気に読み進めるには、根気と時間が要りそうだ。そこでお勧めしたいのが、基礎を解説している第2章までを読み終えた後は、それぞれの読者にとって必要な部分を探して読む、いわゆる「拾い読み」。求める知識を効率的に得られる。

 なお、本書の冒頭には、“信頼性を専門としない企業人や学生も想定読者である”と記されている。しかし、材料力学や確率統計に関する説明などで、数式を使った解説もしばしば登場するため、正しく内容を理解するには、機械系の大学学部卒相当の知識は必要だろう。