PR

 たくさんある測定器具(ゲージ)から必要なものを正確かつ簡単に選び出せないか。それを実現したのがマツダの「ゲージの中のゲージたち…出てこいや!」だ(図1)。ワークの穴の大きさや深さなどを検査するのに使うゲージを、ペダルひと踏みで簡単に取り出せる。今回の「からくり改善くふう展」で「最優秀からくり改善賞」を受賞した。

図1 「ゲージの中のゲージたち…出てこいや!」
図1 「ゲージの中のゲージたち…出てこいや!」
ゲージを納める箱(ゲージホルダー)が上下2段にそれぞれ20個弱並んでいる。ゲージホルダーに向かって右側面部にハンドル、足元にペダルがある。
[画像のクリックで拡大表示]

 同からくりはゲージを納める箱(ゲージホルダー)が上下2段にそれぞれ20個弱並び、正面に向かって右側面部にハンドル、足元にペダルがある(図2)。

図2 からくりのハンドルとペダル
[画像のクリックで拡大表示]
図2 からくりのハンドルとペダル
[画像のクリックで拡大表示]
図2 からくりのハンドルとペダル
ハンドルを回して、上部にある表示部の車種を切り替える(ここではアルファベット表記)。

 ハンドルを回すと、上部にある車種の表示が切り替わる(図2中のアルファベット表示部)。作業者は、ハンドルを回してこれから検査する車種に表示を合わせ、足元のペダルを踏み込む。すると、解除バーが上がってゲージホルダーを固定しているロックバーが外れ、使うべきゲージの入ったホルダーだけが傾いて手前に下がる(図3)。

図3 ロック機構(説明用の模型)の仕掛け
[画像のクリックで拡大表示]
図3 ロック機構(説明用の模型)の仕掛け
[画像のクリックで拡大表示]
図3 ロック機構(説明用の模型)の仕掛け
ペダルを踏むと解除バーが上がり、ロックが解除されて利用したいゲージホルダーが自重で傾く。通常は、ゲージホルダー下端部の出っ張りにロックバーを引っ掛けて固定している。

 ゲージを取り出すと、傾いたゲージホルダーは自動で元の状態に戻る。これで簡単にゲージを取り出せるとともに、ゲージを利用したかどうかが確認できる。