
山根一眞と写真が語るアルマ電波望遠鏡

目次
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難プロジェクトは人を、企業を育てる
最終回
スーパー電波望遠鏡「アルマ(ALMA=Atacama Large Millimeter/submillimeter Array)」は66台のアンテナで構成された世界最大の干渉計である。微弱な電波を天文学者たちがイチから開発した半導体を使った受信機でキャッチし、データに変える。このデータを解析する相…
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アルマ、半導体から自前のバンド10受信機を開発した日本
第8回
スーパー電波望遠鏡「アルマ(ALMA=Atacama Large Millimeter/submillimeterArray)」は66台のアンテナで構成された世界最大の干渉計である。アルマはサブミリ波という極めて波長が短く微弱な電波を捉える。そのための受信機は天文学者たちが半導体素子から自分たちで…
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極低温動作の受信機を造る超精密加工
第7回
電波望遠鏡「アルマ(ALMA=Atacama Large Millimeter/submillimeter Array)」は66台のアンテナで構成された世界最大の干渉計である。この観測装置を機能させる重要部品はもちろんアンテナだけでない。サブミリ波という極めて波長が短く微弱な電波を受信する受信機に…
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アルマ支える超絶精度の角度センサー
第6回
電波望遠鏡「アルマ(ALMA=Atacama Large Millimeter/submillimeter Array)」は、サブミリ波という極めて波長の短い、そして想像もできないほど微弱な電波を受信する観測システムだ。アルマ望遠鏡の製造はさまざまな分野の技術者たちを奮起させ、さらなる精度への挑戦…
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誤差5µmで鏡面を削った職人魂
第5回
日米欧による天文学史上最大の国際共同プロジェクトとして建設された電波望遠鏡「アルマ」。チリ、アンデス山脈の標高5000mのチャナントール高原に並ぶ66台のパラボラアアンテナ群は昼間も宇宙の観測を続けている。電波望遠鏡は「電波で見る」ため昼間でも観測が可能だからだ。
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温度差40℃で熱変形させない設計
第4回
南米チリ、アンデス山脈のアタカマ砂漠にある海抜5000mの高地に建設されたスーパー電波望遠鏡「アルマ(ALMA)」は全66台のパラボラアンテナで構成される世界最高の巨大電波望遠鏡(干渉計)である。天体からの微弱な電波を受信するアンテナの設計では熱対策がポイントになる。これを担当した三菱電機の技術者…
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縞円盤を見た学者が涙した理由
第3回
スーパー電波望遠鏡「アルマ(ALMA=Atacama Large Millimeter/submillimeter Array)」。南米チリ、アンデス山脈のアタカマ砂漠。海抜5000mの高地に設置された、全66台のアンテナで構成される世界最高の巨大電波望遠鏡である。アルマはなぜ、最初の観測対象とし…
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惑星系誕生を見たいから「サブミリ波でいけ!」
第2回
スーパー電波望遠鏡「アルマ(ALMA=Atacama Large Millimeter/submillimeter Array)」。南米チリ、アンデス山脈のアタカマ砂漠。草木が1本もない海抜5000mの高地に設置された、全66台のパラボラアンテナで構成される世界最高の巨大電波望遠鏡である。アルマの…
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138億年前の電波を捉える場を見る
第1回
スーパー電波望遠鏡「アルマ(ALMA)」。南米チリ、アンデス山脈のアタカマ砂漠。草木が一本もない光景が広がる海抜5000mの高地に設置された、全66台のパラボラアンテナで構成される世界最高の巨大電波望遠鏡である。アルマの開発プロジェクトを1998年から取材し、天文学者、アンテナなどを手掛けたメーカー…