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 「レゴのように、ブロックの用意でどれだけ顧客の要望に対応できるか」(ローランド・ベルガー パートナーの五十嵐雅之氏)にかかってくるのが、現在のマスカスタマイゼーションだ。モジュラーデザインに代表される製品設計の取り組みによって、個別対応の必要な部品やユニットを整備し、素早く顧客の要望に対応する取り組みが進みつつある。

 同時に、「マスカスタマイゼーションを支えるさまざまな技術がそろってきている」(同氏)。製造面で、個別製品の生産に役立つアディティブマニュファクチャリング(AM)の技術が発展しているかたわらで、製品設計を自動化する技術の進歩も加速している。もし、個別の顧客向けの要望を取り入れてコンピューターが自動で素早く設計してくれるのなら、マスカスタマイゼーションに利用できることになる。

 引き合いや受注などで顧客の要求が分かる前か後かで設計作業を分けると、要求が分かる前の設計を「マス設計」、後の設計作業を「カスタム設計」と呼べる。この両者のバランスの最適化が、企業ごとの「マス×カスタムの最適解」になる。