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本田陽広 氏
本田陽広 氏
ワールドテック講師(元デンソー)
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「設計段階で設計ミスを見つけられる仕組みを構築すれば品質問題をゼロにできる」。ワールドテック講師の本田陽広氏はこう力説する。重要なのは過去のトラブル集などを活用したデザインレビューだ。「日経クロステック ラーニング」で「『過去トラ』を使った品質不具合の未然防止」の講師を務める同氏に、品質不具合ゼロを実現するためのポイントを聞いた。(聞き手は高市清治)

品質不具合をゼロにするためには何が重要でしょうか。

本田氏:設計段階でミスを洗い出し、そのミスを是正することです。潜在的な問題を見つけ出すのは非常に難しい作業ですが、市場に流通した製品が故障するのを防ぐには最も有効です。そのためには、後述するように過去のトラブル集や設計ノウハウ集などをまとめた資料を準備してデザインレビュー(DR)やFMEA(Failure Mode and Effect Analysis:故障モード影響解析)に臨む必要があります。こうした参考資料なしで検図をしても見落としだらけで、品質不具合を防げません。