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 マツダの新しい車体生産ライン「フレキシブルモジュールライン」。その特徴は他社の一歩先を行く柔軟性にある(図1)。同社はこの新ラインを2019年4月に宇品工場(広島市)の車両組み立てラインに導入。多目的スポーツ車(SUV)「CX-30」の量産を皮切りに、順次導入を広げていく計画だ。

図1 マツダの新車体生産ライン「フレキシブルモジュールライン」
図1 マツダの新車体生産ライン「フレキシブルモジュールライン」
混流生産の効率性を高め、かつ将来の新しい設計にも対応する。(出所:マツダ)
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 フレキシブルモジュールラインが柔軟性に優れる点は2つある。まず、コンパクトカーから大型SUVまでの異なる車種を造れる「混流生産」ができる点。もう1つは、将来設計が大幅に異なる新型車が登場しても、その変更を受け止めて生産できるように準備してある点だ。

 混流生産自体は日本メーカーでは珍しくない。だが、まだ見ぬ将来のクルマの設計変更にも生産ラインに大幅な改造を施さずに対応できる点は特筆に値する。