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シマウマの縞は配向している
事例5 超伝熱

団体名:産業技術総合研究所
原材料:ポリロタキサン、カーボンナノファイバー、カーボンナノチューブ

 合成ゴムや熱可塑性エラストマーの「良く伸び縮みする」という特性(ゴム特性)は、熱伝導性や磁性の高さといった機能性とは一般的にトレードオフの関係にある。ゴム特性を持つポリマー(以下、ゴム材料)に機能性を持たせるため無機材料の混ぜ物(フィラー)を加えた複合材料では、混ぜ物同士が凝集しやすく、ゴムの特性を損ねてしまうからだ。

 産業技術総合研究所が開発したゴム複合材料は、母材(ゴム材料)とフィラーの双方に工夫を凝らし、ゴム特性を損なわずに金属並みの高い熱伝導性を持たせた(図1)。発熱する部品を実装するフレキシブル基板のペースプレートなどへの利用を見込める。しかも開発した技術は、熱伝導性以外にも磁性、誘電性などの機能性向上にも役立つとみられる。

図1 柔軟に変形可能な一方で高い放熱性を確保
図1 柔軟に変形可能な一方で高い放熱性を確保
(a)は開発品の外観。繰り返し変形しても脆化しない。(b)は物性を示すグラフで、ヤング率はエラストマー並み、熱伝導率は金属並みに向上した。(出所:産業技術総合研究所)
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