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 「いわばCAMのような計算をシステムにやらせて見積額を算出している」─。カブク(東京・新宿)代表取締役CEO兼CTOの足立昌彦氏は、同社のWebでの機械加工の受発注プラットフォーム「Kabuku Connect」で提供する「即時見積サービス」について、このように説明する(図1)。同サービスは、部品の2D図面や3Dデータをアップロードすると、システムが加工箇所を自動で認識して見積額を算出してくれる。そのまま発注できる手軽さが売りだ。

図1 「即時見積サービス」の概要
図1 「即時見積サービス」の概要
あらかじめ同サービスと受注企業の間で見積もりの手法を擦り合わせてある。発注企業が部品情報をアップロードすると自動で見積もり額を提示する仕組みだ。(出所:日経ものづくり)
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 3Dデータを基に自動見積もりするシステムは他にもあるが、「画像やPDFといった、システムが特徴を抽出しづらい2D図面でも半自動でできる」(同氏)のが特徴。同サービスは2019年10月に開始した。現在、2D図面の自動見積もりに対応するのは金属切削の6面加工だけだが、今後は旋削や板金といった加工方法にも広げていく*1

*1 現在でも旋削や板金、塗装、焼き入れといった切削以外の加工も注文できるが、自動見積もりの対象ではないという。また、精度の高い公差指示のある図面についても、現在は自動見積もりの対象外だ。