工作機械の受注動向は景況の先行指標とされている。2019年の市況低迷から一転して回復を見込んでいた20年だったが、新型コロナウイルス感染症拡大の直撃という予想外の事態でリーマン・ショック以来の低迷に陥った。だが、製造現場の投資意欲は高まっており、21年は設備投資の回復が期待されている。人手不足や熟練技能者減少の深刻さが増している上に、新型コロナ対策で三密回避やリモートワークを強いられ、移動制限で外注先や顧客との交流が難しくなるなど、製造現場はアフターコロナに向けた変革期を迎えている。それに対して、工作機械メーカーは、高精度・高性能の機械の提供から一歩踏み出し、デジタル化や自動化・知能化による製造現場の支援を加速させようとしている。

写真:ゲッティイメージズ
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