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高精度、高機能を売りに世界市場では日本メーカーや老舗の欧州メーカーが強い存在感を示す工作機械。一方で、以前は「安かろう・悪かろう」と思われていた新興国メーカーの工作機械の性能も、次第に日本や欧州メーカーに近づきつつあるようだ。サポートが弱いという弱点はあるが、精度の高さを評価して導入しているユーザーが多い実態が、調査からも浮かび上がった。

Q1 海外メーカーの工作機械を利用しているか

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「利用している」が43.2%に上り、「利用していない」(37.5%)を上回った。国内市場でも意外と海外メーカー製が使われているようだ。(回答数は192)

Q2 利用している工作機械は何か

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Q1で「利用している」との回答者に聞いた。多いのは「研削盤」(36.1%)と「マシニングセンター」(33.7%)で、3分の1以上がいずれかもしくは両方を使っている。マシニングセンターのような多工程をこなすような機械でも海外製品が使われている。ただし、「その他」が38.6%と最多だった。マシニングセンターや研削盤のようなメジャーな機械ではなく、マイナーなものが多く使われているようだ。(回答数は83)