全2128文字
PR
写真:ゲッティイメージズ
写真:ゲッティイメージズ
自動化・標準化でノウハウが忘れられている

設計経験が不足して必要な品質を見極められず、その結果として過剰品質を招いている。例えば、強度計算や共振防止などの経験が足りない。自動化や標準化の広がりで、ノウハウが忘れ去られている。製造部門と設計部門がもっと連携する必要がある。(自動車等輸送用機器メーカー、製造・工場)

若者がハードに興味を示さない

ソフトウエアファーストの時代故に、ハードウエアに興味を持つ若者が減っている。製造業なのに、「プラモデルを作ったことがない」という新入社員が居てびっくりした。(自動車等輸送用機器メーカー、製造・工場)

調達品のアセンブリばかり

調達品をアセンブリした方が成果は早く出るが、技術者の育成を考えると推奨できない。(産業用機器メーカー、研究・開発)

流用設計で設計根拠が不明に

流用設計が増えて設計の根拠を知らない技術者が増えた。設計審査における審査員でさえ、「流用設計ならリスクがない」と思いがちだ。(産業用機器メーカー、生産技術・生産管理)

基礎だけでは太刀打ちできない

ものづくりの基礎力の習熟度は、以前とさほど変わらない。むしろ、基礎だけでは太刀打ちできないほどに製品が複雑化し、「擦り合わせ」ではどうにもならない状況にある。今後、自前主義の組織は淘汰されていくと強く感じる。(機械部品・電子部品メーカー、研究・開発)

ブラックボックス化にリスク

設計ツールが高度化したのはいいが、ブラックボックス化するのはリスクだ。基本理論や材料特性をより深く知る必要がある。(その他の製造業、設計)

流用設計で手戻り増

流用設計するのはいいが、周囲との接続部分について影響をよく調査せず、手戻りが生じるケースが増えている。(産業用機器メーカー、設計)

失敗する機会が無い

以前よりも設計の変更管理が厳密になった。失敗が減るメリットはあるが、気軽な改善が難しくなっている。技術者の成長に失敗の経験は不可欠。その機会を奪う風潮には疑問を感じる。顧客に迷惑を掛けない範囲で失敗を許す体制づくりが必要だ。(産業用機器メーカー、設計)