モジュラーデザイン
【もじゅらーでざいん】前もって互換性の高い部品を設計しておき、それらを組み合わせて新製品を設計すること。標準化を拡張した概念。
おおざっぱに言うと設計標準化を大幅に拡張した概念と言える。「レゴブロック」のように既製部品をあらかじめ準備しておき、それらを組み合わせて様々な新製品を生み出す手法である(図1)。少ない共通部品で多くの新製品を短時間のうちに生み出せるため、納期短縮とコスト削減につながる。
「部品標準化」や「設計標準化」といった従来の概念と似ているものの、設計のみならずエンジニアリング・チェーン*全体の見直しと、全社横断的な標準化の取り組みを目指す、より広い概念だ(図2)。
製造工程の前後に位置する一連の業務の流れを指す。具体的には、商品企画→基本設計→詳細設計→部品表作成→生産準備、といった流れだ。