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 東レは、工場などから排出されるガスから二酸化炭素(CO2)を分離・回収できる炭素繊維製のろ過膜を開発した(図1)。同社の浄水器で利用する中空糸状のろ過膜に似た仕組みでCO2を分離する。「水処理膜の研究で培った多孔質体技術と、炭素繊維技術を生かした」(同社先端材料研究所主任研究員の三原崇晃氏)。既存のCO2分離膜(ゼオライト膜)と比べて細く柔軟性が高いことなどにより、体積当たりのCO2透過量や製造コストに優れる。

図1 東レが開発した中空糸状のCO<sub>2</sub>分離膜
図1 東レが開発した中空糸状のCO2分離膜
直径が300μmと細く、曲げ半径が約10mmの柔軟性も備える。(出所:東レ)
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