最先端技術も駆使しつつ日本の製造業を盛り上げようと意気込む筆者らが、日本のものづくりの現場力を再発見すべく実力派工場を訪ねる。

実力派工場見てきました2
目次
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工作機械も産ロボも3Dプリンター化
最終回
今回訪れたのは、ExtraBold(東京・豊島)。業界の寵児(ちょうじ)が、大型かつ工業用途で使える国産3Dプリンターを開発すべく立ち上げた。
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技術の「民主化」で脱・自動車依存
第11回
今回訪れたのは、自動車用ボールジョイント大手のソミック石川(東京・墨田)を中核とするソミックグループの新会社ソミックトランスフォーメーション(浜松市)だ。
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京文化とデジタルの融合で新事業生む
第10回
精密金属部品メーカーであるキャステム(広島県福山市)は2018年、京都にデジタル開発支援拠点「京都LiQ」を立ち上げ、全く違う分野での事業に挑んでいる。
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「職人は完全能力給」燕三条の鍛冶屋
第9回
鍛冶屋を祖業とする諏訪田製作所(新潟県三条市)は、工場を開放して現場を見てもらう「オープンファクトリー」に力を入れている。それは現場の職人たちのやりがいにもつながっている。
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新市場と新技術で超硬合金の真価発揮
第8回
タイヤのスパイクピンに広く使われていた超硬合金「ハードロイ」。同合金を製造する国産合金(東京・中央)は、金型ダイス、工業用カッターと新市場を開拓しつつ、技術進化も遂げている。
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品質支える「治具」の世界最速工場へ
第7回
高品質の製品を安定して生産するのに欠かせない技術の1つ「治具」。ナベヤ(岐阜市)は、そんな裏方的存在とも言うべき治具を主力商品としている。
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工学も科学も分かる技能者を育む
第6回
今回は番外編として、工場の未来を担う人材が技術・技能を学ぶ愛知県立愛知総合工科高等学校専攻科を訪れた。将来の現場リーダーの育成に取り組んでいる。
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職人任せでは技術は維持できない
第5回
冷間鍛造用の金型製造を得意とする日新精機(埼玉県春日部市)。新しい取り組みに挑戦し続ける姿勢が、ひときわ存在感を高めている。
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超精密加工武器に3度目の“創業”へ
第4回
超精密加工で世界一の加工精度を誇る工作機械メーカー、ナガセインテグレックス(岐阜県関市)を訪れた。創意工夫をモットーに、独自のアイデアを製品に組み込んでいる。
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メカトロ技術で極細金属線を操る
第3回
岩手県奥州市に居を構えるキンレイ(岩手県奥州市)。金属細線を撚(よ)り合わせてワイヤハーネスなどを造る撚線機(よりせんき)を開発している。
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「職人は要りません」ITで自動化
第2回
今回は、アルミニウム(Al)合金の切削加工などを手掛けるHILLTOP(京都府宇治市)を紹介する。ものづくりにこだわりつつも、独自のITシステムで自動化を追究する知る人ぞ知る企業だ。
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写真の20倍高精細な曲面印刷
第1回
隠れた実力を持つ中小のものづくりの現場を訪れる本連載。第2シーズンの初回は、曲面印刷などの特殊印刷技術を武器に、新しいビジネスモデルを展開する秀峰(福井市)を紹介する。