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シミュレーションによって試作・実験ベースの検討は大きく変わる─。コンピューターの能力向上やツールの進化に伴って、ものづくり現場での活用の場が増えてきたシミュレーション。実際、回答者の約7割が「活用が拡大している」と答えた。さまざまな条件を手軽に検討したり、実験では分からない物理現象を可視化したりできるといった利点への期待が大きい。一方で、活用シーンを広げるには使いこなせる人材の育成が課題となっている。(吉田 勝、中山 力)

Q1 シミュレーション活用は拡大しているか

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「かなり拡大している」(25.4%)、「少しだけ拡大している」(40.4%)を合わせると、65.8%が「拡大している」と回答した。阻害要因があるのか、既に十分に活用しているためなのかは不明だが、14.0%は「全く拡大していない」だった。ただし、「シミュレーションは活用していない」(13.4%)は1割強にすぎず、多くのものづくりの現場では程度の差こそあれシミュレーションが普及しており、その利用シーンも広がっている現状が見て取れる。