無理と思われるほど高い目標を掲げ、それを必ず達成する。こうして日本電産はベンチャー企業から50年ほどで日本を代表する企業にのし上がった。「成長論者」を自認する同社の永守重信会長兼最高経営責任者(CEO)が次に打ち出したのが、売上高10兆円への成長だ。この成長を支えるために、電動アクスルと工作機械、半導体の「3本の矢」を永守会長はつがえた。果たして日本電産は10兆円の壁を突破できるのか。各戦略の詳細に迫る。(近岡 裕、岩野 恵、久米秀尚=日経Automotive、木村雅秀=日経Automotive)