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 2021年8月に日本電産が歯車加工機を手掛ける三菱重工工作機械(現日本電産マシンツール)を買収し、1年余りがたった。買収の主な狙いは電気自動車(EV)用駆動モジュール「電動アクスル(イーアクスル)」の量産に向けた、部品の内製化にある。ただし、メリットは単純な内製化にとどまらない。「EVに最適な歯車」をグループ内で開発できるのが大きな魅力だ(図1)。

図1 EV向けの加工を施した歯車
図1 EV向けの加工を施した歯車
(写真:日経ものづくり)
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 EVの需要拡大で注目が集まるのは、電池やモーター。一方で、あまり目立たないものの、減速機などを構成する歯車もEVの性能向上に一役買う。日本電産マシンツールはこうしたEV向け歯車の加工技術を磨いている。