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 産業界が注目する後継者問題に、今度は「社内人材の起用」という回答を繰り出した日本電産の永守重信会長兼最高経営責任者(CEO)(図1)。日産自動車から一本釣りした関潤氏を更迭し、新たに小部博志副会長を社長兼最高執行責任者(COO)に就任させた(図2)。

図1 歯に衣(きぬ)着せぬ回答で会見に臨んだ永守会長
図1 歯に衣(きぬ)着せぬ回答で会見に臨んだ永守会長
(写真:日経ものづくりがオンライン会見の画面をキャプチャー)
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図2 小部新社長(左)と永守会長(右)
図2 小部新社長(左)と永守会長(右)
小部氏が学生時代に上京した時から「親分と子分」の関係。(写真:日経ものづくりがオンライン会見の画面をキャプチャー)
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 永守会長と小部社長は創業以前から「親分と子分」(同会長)の名コンビだが、78歳の会長と73歳の新社長では、長引く同社の後継者問題の完全解決には至らない。関氏の更迭の裏に何があったのか。社長交代の緊急会見の質疑応答では、永守会長の口から率直かつ辛辣な言葉が飛んだ。