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 ロボットにとって古くて新しい課題のひとつが「つかむ技術」である。ロボットは、形の変わらないワークを、決められた動作で扱うのが得意だ。しかし、それらが変化する場合は、ロボットにとって難易度の高いタスクになる。人が何気なく目の前にある任意の物体をつかみ取り、それを壊さずに運べるのとは対照的だ(図1)。

図1 コップに水を注ぐホンダの「ASIMO」
図1 コップに水を注ぐホンダの「ASIMO」
「つかむ技術」はロボットにとって古くて新しい。ホンダは11年前の2011年、人型ロボットASIMOで水筒のふたを外し、コップに水を注ぐデモンストレーションを披露した。ASIMOは、手のひらに触覚センサーを、5本の指にそれぞれ力センサーを備えていた。(写真:ホンダ)
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