
画像:123RF
5Gのプライベートネットワーク登場
[Part 1]動向
2020年は日本で5G(第5世代移動通信システム)が本格的に始まる年となる。携帯大手は既にプレサービスを展開中で、2020年3月以降に順次、商用サービスを始める。
[Part 2]課題
期待が大きいローカル5G。だが企業が問題なく導入して使える“実用”レベルに至るには、クリアしなくてはならない多くの課題がある。
[Part 3]コスト
ローカル5Gは携帯大手のサービスと違って、ネットワークは企業が自ら構築しなくてはならない。そのため導入コスト、エリア外で通信する場合のローミングなどの実装方法、通信速度をはじめとする性能といった点も理解しておきたい。
[Part 4]カバーエリア
ローカル5Gの周波数は無線局免許を取得した企業で共用する。これは携帯4社それぞれに異なる周波数が割り当てられた5Gサービスと大きく違う点だ。最初に制度化した28.2G~28.3GHzの周波数では1社が100MHz幅をすべて使うか、2社が50MHz幅ずつ使うかのどちらかである。同じ場所で電波を出せる…