
パケットキャプチャーは、通信の状況を確実に把握するために使われる。ネットワークトラブルを解消する際によく使われる必須の技術だ。今回はWindows以外のプラットフォームを含めた総合的なパケットキャプチャーを解説する。これまで難しかった無線LANのパケットの収集方法も紹介する。
無線LANにも対応
パケットキャプチャーは、通信の状況を確実に把握するために使われる。ネットワークトラブルを解消する際によく使われる必須の技術だ。今回はWindows以外のプラットフォームを含めた総合的なパケットキャプチャーを解説する。これまで難しかった無線LANのパケットの収集方法も紹介する。
Part1 基本
「ネットワークトラブルが起きたら、とりあえずパケットキャプチャーをすべきだ」「プロトコルを理解するなら、パケットキャプチャーをするとよい」─。ネットワーク技術者にとって、パケットキャプチャーは必修の技術といえる。ここではパケットキャプチャーを理解するための基本的な事項を解説する。
Part2 Windows
一般的に使われているWindowsパソコンでパケットキャプチャーを実行する方法は2つある。パケットキャプチャーソフトの「Wireshark」をインストールして使う方法と、Windows10/11で標準コマンドとして追加された「Pktmon」を使う方法である。ここではパケットを収集するまでの手順をそ…
Part3 解析
Wiresharkにはパケットを収集する以外に、収集したパケットを解析する役割もある。すなわちパケットの可視化である。
Part4 Linux/Mac
ここまではWindowsでパケットを収集し、解析する方法について説明してきた。しかしパケットを収集したい箇所に必ずしもWindowsパソコンを接続できるとは限らない。特にサーバーの通信をチェックしたい場合には、直接そのサーバーでパケットを収集できると便利だ。
Part5 無線LAN
最後に無線LANのパケットキャプチャーに挑戦しよう。無線LANのパケットキャプチャーはこれまで、Macを使うか専用の無線LANアダプターを使うのが基本だった。