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インター博士 現代のインターネット技術のうち、最も重要なものの1つがDNSだ。

ネット君 まぁ、確かに。通常、宛先などの指定にはドメイン名を使いますものね。

インター博士 そうだろう。そこで今回はDNSに関する問題を取り上げる。

コンテンツサーバーとリゾルバー

 まずはDNSサーバーの基礎知識を確認しておこう。DNSサーバーはコンテンツサーバーとフルサービスリゾルバーに分類できる(図1)。コンテンツサーバーは、ゾーンの情報を管理するDNSサーバーで、権威DNSサーバーとも呼ばれる。ゾーンとはコンテンツサーバーが管理するドメインの範囲を指す。

図1●役割によって呼び名が異なる
図1●役割によって呼び名が異なる
DNSサーバーには、ゾーンの情報を管理するコンテンツサーバー(権威DNSサーバー)や、クライアントで動作するスタブリゾルバーからの問い合わせを受け付けるフルサービスリゾルバーがある。キャッシュ機能を備えるフルサービスリゾルバーはキャッシュサーバー(キャッシュDNSサーバー)とも呼ばれる。また別のDNSサーバーに再帰問い合わせをするDNSサーバーはスレーブサーバーなどと呼ばれる。
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 一方、フルサービスリゾルバーはクライアントからの問い合わせを受け付け、コンテンツサーバーに問い合わせるDNSサーバーである。

 フルサービスリゾルバーに問い合わせるソフトウエアはスタブリゾルバーと呼ばれる。

 スタブリゾルバーからフルサービスリゾルバーへの問い合わせは再帰問い合わせ、フルサービスリゾルバーからコンテンツサーバーへの問い合わせは反復問い合わせと呼ぶ。

 フルサービスリゾルバーのうち、過去の応答をキャッシュ(保存)するフルサービスリゾルバーはキャッシュサーバーとも呼ばれる。キャッシュすることで反復問い合わせの回数を減らし、スタブリゾルバーへの応答速度を高める。

 スタブリゾルバーからの再帰問い合わせを受け付けるものの、自分では反復問い合わせをせず、別のフルサービスリゾルバーに再帰問い合わせをするDNSサーバーもある。このようなDNSサーバーはスレーブサーバーと呼ばれる。また、スレーブサーバーからの再帰問い合わせを受け付けるフルサービスリゾルバーはフォワーダーと呼ばれる。