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ルーターの再起動が必要に

 ところがIPv6回線では、Webサイトにアクセスすると時々エラーが表示された。記事の冒頭で紹介した状況である。当初はWebブラウザーのリロードボタンを1回クリックすれば解消した。しかし、状況は徐々に悪化していった。

 何回もリロードしたり、Webブラウザーを再起動したりしなければエラーが解消されないようになった。2020年に入ると、ルーターの再起動が必要になった。

状況は日に日に悪化した
状況は日に日に悪化した
当初はリロードでエラーを解消できたが、徐々にリロードを何度もしないと解消できなくなった。さらにWebブラウザーやルーターを再起動しなければ解消できなくなるほど悪化した。
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 渡瀬さんはこうした状況からルーターに原因があるのではないかと推測した。そこで普段から信頼を置いている別メーカーのルーターに交換することにした。しかしルーターを交換してもトラブルは解消しなかった。

ルーターを交換しても解消せず
ルーターを交換しても解消せず
エラーの発生原因はルーターにあるかもしれないと考えて別のルーターを購入した。そのルーターは普段から信頼しているメーカーの製品だ。しかし、トラブルは解消しなかった。
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 2020年7月、渡瀬さんはプロバイダーCのサポートに連絡し、これまでの経緯を丁寧に説明した。ルーターを交換したところまで説明すると、担当者は「ONUの初期不良かもしれません。新しい機器を送りますので試してください」と話した。

プロバイダーのサポートに連絡してONUを交換
プロバイダーのサポートに連絡してONUを交換
サポートに相談したところONUの初期不良を指摘されたので、新しい機器の送付を依頼。交換するとエラーが発生しなくなった。
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 渡瀬さんはこれまでONUの故障に遭遇したことがなかったので半信半疑だった。それでも言われた通り、届いたONUに交換するとトラブルは解消した。サポートの指摘通り、原因はONUの初期不良だった。

 ONUを交換すると、体感速度も飛躍的に向上した。速度測定サイトにアクセスするとスループットは300Mビット/秒を超えた。このとき、渡瀬さんはふと思い出したことがあった。IPv6を導入した当初、実際にIPv6で通信できるかどうかを確認するテストサイトで、いくつかの項目に「問題あり」と表示されていたのだ。

解消後はスループットも向上
解消後はスループットも向上
ONUを取り換えた後、スループットを測定すると上り下りともに300Mビット/秒を超えた。
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IPv6の接続テストでエラーが発生していた
IPv6の接続テストでエラーが発生していた
IPv6を導入した当初、IPv6で接続できているかどうかをテストサイトで確かめた。ONUを交換した後はすべての項目で「OK」と表示された。しかし古いONUを使っていたときは、いくつかの項目で「問題あり」と表示されたことを思い出した。
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 渡瀬さんは、「エラー項目まで注意深く見ていませんでした。ここにONUが故障していたことに気づくヒントがあったかもしれません」と語った。