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 NSレコードには優先度を指定する項目がない。このためどれがプライマリーサーバーかはゾーンファイルからは分からない(図9)。問い合わせをする側は任意のDNSサーバーを選ぶことになる。このためすべてのDNSサーバーでゾーンファイルをきちんと同期させておく必要がある。

図9●どのDNSサーバーが参照されるのかは分からない
図9●どのDNSサーバーが参照されるのかは分からない
DNSサーバーのホスト名は、上位のDNSサーバーのNSレコードに登録されている。NSレコードが複数ある場合、どのDNSサーバーにアクセスするかはクライアントに任せる。DNSサーバー側では指定できない。
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▼DNSラウンドロビン
DNSはDomain Name Systemの略。ラウンドロビンは複数の対象を順番(循環的)に指名することを指す。
▼権威DNSサーバー
権威サーバーやコンテンツサーバー、ネームサーバーなどとも呼ばれる。ドメイン(組織)の情報を管理して問い合わせに答える。そのほかDNSサーバーにはクライアントなどに代わって権威DNSサーバーに問い合わせるキャッシュDNSサーバーが存在する。本記事の「DNSサーバー」はすべて権威DNSサーバーを指す。
▼名前解決
ドメイン名などからIPアドレスを調べること。
▼ゾーンファイル
ゾーンは特定のDNSサーバー(権威DNSサーバー)が管理する範囲を指す。そのゾーンの管理情報を記述したのがゾーンファイルである。
▼Aレコード
特定のドメインに関する情報(レコード)の1つ。特定のホスト名(ドメイン名)に対応するIPアドレス(IPv4アドレス)を定義する。AはAddressの略。
▼class
classは省略可能。
▼FQDN
Fully Qualified Domain Nameの略。日本語では「完全に指定されたドメイン名」や「絶対ドメイン名」などと呼ばれる。ゾーンファイルではホスト名やドメイン名はすべてFQDNで記述する。
▼MX
Mail eXchangeの略。
▼送信側のメールサーバー
厳密には送信側のメールサーバーソフト(メールサーバーアプリケーション)。メールサーバーソフトはMTA(Mail Transfer Agent)などとも呼ばれる。
▼SMTP
Simple Mail Transfer Protocolの略。
▼SOA
Start Of Authority recordの略。
▼NS
Name Serverの略。