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ネット君 ネットワーク技術に関する本を読むと、イーサネットのCSMA/CDっていう方式が必ず出てきます。でも、CSMA/CDっていま使われてないんですよね?

インター博士 まぁ、使われていないと言っていいだろうな。

ネット君 何でコレ、いっつも出てくるんでしょうね。

インター博士 そうだなぁ、歴史的経緯もあるし、無線のCSMA/CApとまとめて説明できるから、かなぁ。

 有線LANでは、OSI参照モデルのデータリンク層およびTCP/IPモデルのネットワークインターフェース層にイーサネットを使うのが主流である。

衝突の可能性を低減

 イーサネットでは、CSMA/CDという通信方式が採用されている。CSMA/CDは、回線上で信号が衝突する可能性を低減させるための仕組みである。10BASE5や10BASE2といったイーサネットの初期の規格では同軸ケーブルが使われた。

 その後、送信経路と受信経路が異なるツイストペアケーブルpを使うようになった。これにより信号が経路上で衝突することはなくなったが、リピーターハブでは衝突する可能性がある(図1)。例えば、ある端末に対して、複数の端末が同時にデータを送信した際、衝突が発生する。このためツイストペアケーブルを使う場合でもCSMA/CDは必要になる。

図1●イーサネットでは信号が衝突する
図1●イーサネットでは信号が衝突する
同軸ケーブルを使用するイーサネットの初期の規格(10BASE5や10BASE2など)では、信号の衝突が避けられない。ツイストペアケーブルを使用する10BASE-T以降でも、ケーブル上では衝突しないものの、リピーターハブで衝突する可能性がある。
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