全4386文字
PR

接続形態は3種類

 まずDASについて説明しよう。DASはDirect Attached Storageの略で、文字通りストレージをコンピューターに直接つなぐ(図2)。最も一般的な接続形態といえるだろう。例えば汎用的なファイルサーバーはDASでストレージと接続している。クライアントコンピューターはLAN経由でファイルサーバーにアクセスし、DASでつながっている共有のストレージにアクセスすることになる。

図2●コンピューターにストレージを直接つなぐDAS
図2●コンピューターにストレージを直接つなぐDAS
コンピューターにストレージを直接つなぐDASでは、アプリケーションはOSのファイルシステムを使ってストレージにアクセスする。扱いやすい半面、コンピューターごとにストレージを管理する必要がある。
[画像のクリックで拡大表示]

 DASでは、コンピューターとストレージはATAやSATA、SCSI、SASといった規格を使う。データはブロック単位でやりとりする。ブロックはある一定の長さ(ブロックサイズ)のビットの並びのこと。

 DASではOSのファイルシステムを使ってストレージにアクセスする。アプリケーションはOSのファイルシステムを呼び出してファイルを読み書きすることになる。

 DASの利点は、コンピューターとストレージが直接つながっているのでネットワークに関する知識が不要なこと。ストレージの増設も容易だ。

 一方欠点としては、個別に管理しなければならないことが挙げられる。同じファイルであってもそれぞれのコンピューターのストレージで保持する必要がある。

 また、あるコンピューターのストレージに余裕があっても、他のコンピューターがその空き容量を使うことはできない。このため組織全体のストレージに無駄が出る。バックアップも個別に取る必要がある。