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ネットワーク経由で接続

 NASとSANはネットワーク経由でストレージと接続する形態である。NASやSANで利用するストレージをネットワークストレージという。

 NASはストレージをLANに直接つなぐ形態だ(図3)。LANに接続するストレージそのものもNASと呼ぶ。

図3●NASはLANに直接つなぐストレージ
図3●NASはLANに直接つなぐストレージ
NASはLAN経由でコンピューターとストレージを接続する形態。接続するストレージそのものもNASという。NASの実体はファイルサーバー専用機。SMBなどのファイル共有プロトコルでアクセスする。
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 ネットワークディスクやネットワークHDDといった名称でも販売されている。

 通常NASはストレージに加えてNICと専用OSで構成される。このためNASはファイルサーバー専用機といえる。専用OSやハードウエアはファイルサーバーとしての利用に特化しているため安定性が高い。

 NASの専用OSはWindowsのSMBやLinuxのNFSといったファイル共有プロトコルをサポートしている。クライアントやサーバーなどのコンピューターで稼働するアプリケーションはこれらのファイル共有プロトコルを使ってNASにアクセス。専用OSのファイルシステムを使ってストレージを読み書きする。

 NASのメリットは導入や管理が容易なこと。購入したNAS製品をLANに接続するだけで共有ストレージとして使える(図4)。

図4●すぐに使えるのがNASのメリット
図4●すぐに使えるのがNASのメリット
NASのメリットは導入や管理が容易なことである。購入したNAS製品をLANに接続するだけで共有ストレージとして利用できる。また、一般的なTCP/IPの知識があれば管理できる。欠点はファイル単位でしか読み書きできないこと。LANのトラフィック増につながる恐れもある。
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 プロトコルには通常のLANの通信であるTCP/IPおよび前述のように一般的なファイル共有プロトコルを使うので、導入や管理に特別な知識は必要ない。