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 インターネットイニシアティブ(IIJ)は2021年10月上旬、千葉県白井市にある同社の白井データセンターキャンパスで実証実験を進めている超小型のデータセンター(DC)「マイクロデータセンター(MDC)」を報道陣向けに公開した(図1)。MDCとは、家庭用冷蔵庫ほどの大きさのきょう体にDCとして運用するための機能を詰め込んだ設備である。

図1●IIJが実証中のマイクロデータセンターを公開
図1●IIJが実証中のマイクロデータセンターを公開
インターネットイニシアティブ(IIJ)基盤エンジニアリング本部基盤サービス部サービス開発課長の室崎 貴司氏と、実証用に設置したオーストラリアのゼラディーシー製のマイクロデータセンター(12Uタイプ)。
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 MDCは一般的なデータセンターに比べてスモールスタートで導入することができ、将来の拡張にも柔軟な対応が可能という。またサーバーなどの機器を管理するオペレーターなどの技術者を現地に置く必要がなく、複数のMDCを遠隔から一元的に監視・運用できる。

 実証実験は2021年9月下旬からスタートしている。MDCを活用できる範囲を、5G(第5世代移動通信システム)基地局の近くに設置する「マルチアクセス・エッジ・コンピューティング(MEC)」と呼ばれるエッジサーバーや、工場のファクトリーオートメーション、産業IoT、スマートシティーのITやIoT、オフィスや店舗に設置するサーバールームなどと見込み、実証実験を進めている。2021年度中に提供を開始する予定だ。

 今回の実証実験では、2010年に設立されたオーストラリアのMDC専業メーカーであるゼラディーシーのMDCを採用した。IIJの基盤エンジニアリング本部基盤サービス部サービス開発課長である室崎 貴司氏は「オーストラリアの鉱山や造船所といった過酷な環境での長期間の使用実績や、世界6大陸での導入実績、台湾製や日本製の部品を使ってオーストラリアの工場でつくられた信頼性などが採用の決め手になった」と説明する。