
NEWS close-up
目次
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携帯電話大手3社が2018年度のパケット接続料を値下げ
受難の時代迎えるMVNO 5Gの接続形態も足かせに
2019年3月29日から31日にかけて、携帯電話大手3社は2018年度のパケット接続料を公表した。パケット接続料は格安スマホに代表されるMVNO(仮想移動体通信事業者)がデータ通信サービスの提供に当たって携帯電話大手に支払う料金のこと。いわば「回線の仕入れ値」に相当する。
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ネット詐欺「リバースビッシング」に注意
SNSに偽の電話番号を掲載 電話をかけてきたユーザーをだます
EMCジャパンのセキュリティー部門であるRSA は2019年2月、「リバースビッシング」の被害がインドなどで続出しているとして注意を呼び掛けた。リバースビッシングとは、SNS などのWeb サービスに、有名な企業や組織をかたって偽の電話番号を掲載し、電話をかけてきたユーザーをだますネット詐欺のこと…
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バーチャルホストへのTLS適用時の問題を解決
韓国がアダルトサイト遮断に利用 注目を集めるSNI
韓国で2019年2月中旬、政府が指定した有害なWebサイトへの接続が全面的にブロックされた。有害なサイトにはアダルトサイトなどが含まれている。そのブロックに利用されているのがSNIという技術だ。
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IoT機器への侵入調査「NOTICE」が始まる
初期設定のパスワードでログイン試行 無防備な機器のユーザーに注意喚起
総務省と情報通信研究機構は2月20日、「NOTICE」と呼ぶプロジェクトを開始した。タレントのカンニング竹山氏を使ったポスターを使い告知していたので見かけた人もいるだろう。
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アカウントの漏洩を調べられるサービス
過去最多7億件超の情報漏洩で注目 セキュリティー研究者が運営
セキュリティー研究者のトロイ・ハント氏は1月17日、過去最多とされる7億7290万4991件のメールアドレスと2122万2975件のパスワードが、クラウドストレージサービス「MEGA」に公開されていたことを明らかにした。現在では既に削除されている。
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5000件のWebサイトが改ざん被害
攻撃者はSNSに犯行声明を投稿 WordPressから不正ログイン
大塚商会が提供するホスティングサービス「アルファメール」で、顧客のWebサイトが一気に改ざんされる事件が発生した。1月19日午後1時ごろ、攻撃者と思われる人物がテキストデータ共有サイト「Pastebin」上に、改ざんしたとするWebサイトのURLを5000以上書き込んだ。さらに、Facebookで…
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2019年のセキュリティー脅威予測
AIを使う攻撃が出現する恐れ モバイルは今まで以上に狙われる
セキュリティーベンダー各社は2018年11月末から12月下旬にかけて、2019年のセキュリティー脅威予測を発表した。いくつかのベンダーは、人工知能(AI)を使った攻撃が出現すると予測する。
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ふるさと納税の偽サイトにだまされる被害
手続きに焦る利用者が標的 返礼品の検索から誘導される
ふるさと納税の寄付金を詐取する偽サイトが、2018年末に多数見つかった。金銭的な被害も発生している。
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IEEE 802.11ahの推進団体が始動
最大1km届くLPWAの無線LAN規格 802.11acをダウンクロック
無線LAN 規格「I アイトリプルイーE E E 8 02. 11ah(以下、802.11ah)」の関連団体である802.11ah 推進協議会が2018年11月、国内での活動を開始した。同協議会には通信事業者や通信機器ベンダー、商社、学術団体など56社が参加。
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SMSを使ったネット詐欺が再び流行
佐川急便だけでなくヤマトをかたる手口も Androidスマホに加えてiPhoneも被害に
ショートメッセージサービス(SMS)を使ってユーザーを偽サイトに誘導する「SMS詐欺」が流行している。当初は佐川急便をかたってAndroidスマートフォン(Androidスマホ)を狙う手口がほとんどだったが、iPhoneを狙う手口も出現。ヤマト運輸やNTTドコモをかたる詐欺も確認されている。知人以…
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国内最大のメールセキュリティー組織が誕生
ISPなど100社以上が参加予定 世界最大組織M3AAWGが支援
メールのセキュリティーについて情報を交換したり対策を検討したりする業界団体JPAAWG(Japan Anti-Abuse Working Group)が誕生した。
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クレジットカード情報の不正取得が相次ぐ
決済途中で偽の入力画面に誘導 カード情報を保存しないサイトも被害
国内の通販サイトを狙うサイバー攻撃が後を絶たない。2018年10月に明らかになった2件の攻撃では新たな手口が使われ、それぞれ2000件以上のクレジットカード情報が不正に取得された。この手口では、クレジットカード情報を保存していないWebサイトも被害に遭う恐れがある。通販サイトの運営者は注意する必要…
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USB認証機能にデジサートの証明書を採用
不正なデータ転送を防ぐ 低品質ケーブルのトラブル対策にも有効
USB 規格の標準化団体であるUSB-IF と米デジサートは2018 年11月、USB Type-Cのセキュリティー認証機能にデジサートのデジタル証明書を採用すると発表した。
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シスコシステムズが400GbE対応スイッチを発表
激増するトラフィックに対応 初めて多値変調方式を採用
2018年11月、シスコシステムズは400ギガビットイーサネット(400GbE)に対応したスイッチ製品を国内で発表した(写真1)。12月からフィールドテストを開始し、2019年前半に一般向けに販売する予定だ。
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ランサムウエアの復元ソフトが公開
感染地域を絞ったGandCrab 想定外の被害者に攻撃者が謝罪
ランサムウエアGandCrabの感染被害が相次いでいる。国内では10月16日、奈良県の宇陀市立病院で電子カルテシステムのサーバーがGandCrabに感染し、1133人分の診療データが暗号化され利用できなくなった。これまで海外を中心に感染被害を出してきたが、今後国内の組織にも感染被害が広がっていく可…
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「不正トラベル」の被害が50億円超に
盗んだカード情報で旅行を手配 第三者を巻き込んで発覚を防ぐ
「不正トラベル」と呼ばれるネット詐欺の被害が急増している。日本サイバー犯罪対策センター(JC3)によると、2017年の被害額は50億円以上になるという。不正トラベルとは、フィッシング詐欺やウイルス(マルウエア)などを使って盗んだ他人のクレジットカード情報を悪用するネット詐欺の一種。旅行をしたいと考…
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5Gのバックボーンとして注目される光ファイバー無線
時速500kmでも通信が途切れない リニア新幹線向けのサービスを視野に
光ファイバーを通して電波を直接送ることで、高速な無線通信のバックボーンを安価に実現する「光ファイバー無線」が注目を集めている。背景にあるのは、2020年にも開始予定の第5世代移動通信システム(5G)だ。5Gのバックボーンネットワークとして光ファイバー無線が期待されている。
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NTTがGPSの精度を高める新技術
質の悪い信号は捨てる 時刻同期の誤差を5分の1に
NTTは10月23日、ビルの谷間や山あいのような見通しが悪い場所でも、GPS衛星による時刻同期の誤差を従来の約5分の1に改善するアルゴリズムを開発したと発表した。肝となったのは「質の悪い信号は捨てる」というものだ。
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ケイ・オプティコムが不正ログイン被害
公式発表は「リスト型攻撃」 リバースブルートフォースの可能性あり
ケイ・オプティコムは8月15日、同社の会員サービスが不正ログインされたことを発表した。その時点で、攻撃には対処済みとしていたが、その後も被害が発生し、8月21日に被害状況を更新した。攻撃手法は、「リスト型攻撃」と発表している。
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NTTドコモのdポイントが不正利用
原因はローソンへの不正ログイン サービス連携でカード番号が漏洩
NTTドコモは9月10日、同社のポイントサービス「dポイント」で一部の会員を利用停止にした。理由は、dポイントの不正利用が見つかったからだ。NTTドコモによれば、不正利用の原因はローソンのWebサービス「ローソンIDサイト」への不正ログインだという。ローソンIDサイトとdポイントは連携しているため…